乃木坂46とは、生田絵梨花のことである
勝手に『 乃木坂46の素晴らしさを語り尽くす 』シリーズ
「お前はサッカーのことだけ真面目に書いてればいいんだよ!」というクソ真面目な人にはこのコラムは向いてませんので、ごめんなさい。前回も書いたけれど、ジャンルや先入観だけで垣根を作ってしまうのはもったいないよ。そういうのを全て取っ払って、リミッターも外して、僕は面白おかしく生きていたいのだ。
さて 前回は、卒業&芸能界引退 を発表した橋本奈々未の潔さと、その魅力について書きました。
今回は、乃木坂46というグループ全体が持つ、稀有な魅力に焦点を当てます。
自分が乃木坂LOVEということは以前から色々な媒体で公言してるし、もう好き過ぎて、FootballEDGE にも「チームづくりと乃木坂46」として、2回もコラムを書かせてもらったほど。
なぜ、こうまで乃木坂46に惹かれてしまうのか。コラムだけでは書き切れないその魅力を、僕なりに語り尽くしたいと思う。前回と同じく、サッカーのことは一切書きませぬ。
FootballEDGE のコラム内にも書いたけれど
『乃木坂46とは、◯◯◯のことである』と評する時、この◯◯◯にメンバーそれぞれの名前を入れるとすると、僕はそのメンバーの数だけ、それぞれ違う見方と文脈で乃木坂46というグループ魅力を語ることができる。それはきっと僕だけではないはず。これが今、乃木坂46の魅力を表すには一番わかりやすい方法のような気がする。
つまり乃木坂の魅力はメンバーそれぞれの多様性であり、その多様性が交わり一つのチームとなった時に発する圧倒的な魅力に、僕らファンは虜になってしまう。
一つのチームになる時、その主役は様々。メンバーそれぞれに違う個性と魅力があるので、乃木坂は入れ替わり立ち替わりで主役を替えられる。その都度、他のメンバーがその主役を引き立てるためにうまく脇を固め、また違う色と魅力を発していく。
中でも
僕が乃木坂にハマるきっかけにもなった『いくちゃん』こと生田絵梨花のことだけは、どうしても真っ先に書かなければならぬ。
彼女は乃木坂が誇る天才。ドイツ生まれ、ピアノで東京都代表になるほどの才能の持ち主であり、現在は某音大に通う19歳。もちろんピアノだけでなくその歌唱力は本物で、彼女がピアノの弾き語りで歌った『君の名は希望』は本当に美しく、これは一聴の価値がある。
ちなみにこの『君の名は希望』のサビメロディーが、今春から東京メトロ乃木坂駅の発車ベルにもなっている。これも、彼女がピアノで弾いたもの。通勤や通学で乃木坂駅を利用している人は、彼女のピアノを毎日聴いてることになる。いーなー。
…と
彼女の音楽的才能をあげたらキリがないのだけれど、それ以上に彼女が天才的なのは、その独特な感性と、面白いことを面白いと思わず、真剣にやりきってしまうところ。このセンスがもう… 最高で。大袈裟でもなく、彼女は本物のエンターテイナー。うまく説明できないのだけれど、一度観たら、誰もが彼女にハマると思う。そして毎回毎回、彼女には笑いの神が降りてくる。
例えばこれとか。顔…w
↓↓
いくちゃんのことを語り出したら止まらないのでもうこの辺で止めておくけれど(ホントはもっと語りたい)彼女の面白い動画は他にもいっぱいあるので、興味を持った人はご自分でググるかYouTube検索を。
とにかく、彼女はもっと『知られるべき』逸材なのだ。
こんな天才いくちゃんを筆頭に、他にも多種多様な個性あるメンバーが多数。前回登場させた橋本奈々未、そして西野七瀬、白石麻衣、齋藤飛鳥、堀未央奈、生駒里奈、高山一実、若月佑美、北野日菜子、中元日芽香…まだまだいるけどクドくなるのでやめておこう(ちなみに中元日芽香の妹は、BABYMETALの中元すず香である)
メンバーそれぞれの魅力を一人ずつ語り出したらそれこそ超絶に長い文章となるので、苦渋を飲んで、次に移ります。
バナナマンの存在。
乃木坂ファンのほぼ全員が同意してくれると思うのだが、この多様性をうまく交じ合わせるためにどうしても欠かせない存在が、人気お笑いコンビのバナナマン。これは Football EDGE のコラムにもしつこいくらい書いたので、こちらを参照して下さい。
【久保田コラム】チームづくりと、乃木坂46 のはなし | FootballEDGE
【久保田コラム】乃木坂46とバナナマンの関係性に見る、育成年代の指導者の理想的なあり方 | FootballEDGE
コラム内で繰り返しているように、バナナマンの2人が、乃木坂46メンバー達の個性や魅力を存分に引き出していてるんですよ。乃木坂がここまで人気者になった、最大の立役者。
ほんの一例たち
↓↓
このようにキャラをつくったりいじったりして面白くしてあげるだけでなく、彼女達への愛情、優しさを惜しげもなく見せることもあるし、時には熱くなることもあった。
いかがでしょうか。このように『乃木坂46とは、バナナマンのことである』
と評したとしても、乃木坂46についての説明がほぼ出来る。それくらい、乃木坂とバナナマンの結びつきは深い。
バナナマンがいなかったら、乃木坂がここまで人気者になることはなかったんじゃないかな。これ、ファンの人達はほぼ同意してくれるはず。
興味を持った方は『乃木坂工事中』を是非ご覧下さいませ。
次に
バナナマンと並んで、乃木坂を語る上で絶対に欠かせないのが、楽曲とMV(Music Video)のクオリティの高さ。
ニューアルバムに収録された『きっかけ』は、Mr.Childrenの桜井さんがLiveでカバーしたほど。
そして前述した『君の名は希望』は、彼女達の代表曲とも言える曲で、昨年初出場した紅白歌合戦でも披露された。
これらだけでなく全体的にクオリティーは高いのだけれど、他に強いて挙げるとするならば
『何度目の青空か』『今、話したい誰かがいる』『僕がいる場所』
『失いたくないから』『羽根の記憶』『気づいたら片想い』…
うーん、絞りきれない。
MVに関して言えば、乃木坂のMVは「曲そのもののMusic Video」というよりも、その曲の世界観をモチーフにして創られる独立した一つの作品、と言えるもの。これまでも、その作品づくりには新進気鋭の映像作家が名を連ねてきた。
新曲『 サヨナラの意味 』
感情の起伏により体に棘が浮き出るという架空の人種『棘人』と、その村に暮らす人間達が、偏見や垣根を越えて次第に心を通わせていくという物語。曲の魅力をさらに膨らませる、美しく壮大な世界観のドラマになっている。
必見。
他にお薦めを少し挙げるとすれば
・彼女達の天真爛漫な魅力を堪能したいのならば『夏のFree&Easy』
・コメディエンヌとしての彼女達を楽しみたいのなら『そんなバカな』
・映画のような世界観に浸りたいのならば『何度目の青空か』
・女優としての彼女達を観たいのならば『月の大きさ』か『立ち直り中』
・完成された映像作品を観たいのならば『無口なライオン』
最後に
いつか終わりが来ることへの寂しさ。
今年6月には深川麻衣が卒業し大きな変革期を迎えた。そして前回も書いたように、結成時からグループを支えてきた主力中の主力、橋本奈々未も卒業そして芸能界からも引退するという。
乃木坂46には、今、22〜24歳になる初期からの主要メンバーが数名いる。
今回の『橋本奈々未の卒業』という大きな出来事をきっかけにして、これら初期メンバー達の卒業が、あと1.2年のうちに相次ぐのではないか。もちろんそれは仕方のないことだしその日がいずれ来ることはわかってはいるのだけれど、想像すると、なんだかとても切ない。間違いなくそうなることも、わかっては、いるのだけれど。
冒頭で「乃木坂46の魅力を僕なりに語り尽くしてみたい」とか書いたくせに、結局、僕の拙い文章力ではとてもとても書き切れない。あれもこれも…ともっとたくさん書きたくなってしまうのだけれど(もう充分、書き過ぎだろ、と言われるだろうが)思いつくことを全て書こうと思ったらキリがないし誰も読んでくれなくなるので、もう止めておきます。
前回と併せ、このコラムをきっかけに少しでも興味を持った人がもしいてくれたら。その人がそれぞれなりに、彼女達の新しい魅力を見つけてくれればいいと思う。きっとたくさんの見つけられるよ。