Daisuke Kubota 〜 Neutral football

フットボールと社会をつなぐ。現実の殻を破る。

本能を探り起こす言葉があるのかもしれない

以前、こんな記事を書きました。 この記事内でも書いたように、言葉選び一つの違いで、子ども達への伝わり方はまるで変わってきてしまう。 僕ら指導者、つまり「人に何かを伝える」立場にある者は、言葉選びが最も重要な要素ではないか。もちろんそれで失敗…

再び、今に見とけよの積み重ね

『 今に見とけよ、の積み重ね 』 2014年6月、ブラジルW杯コロンビア戦に敗れ予選敗退が決まった後に書いたブログです。来年のロシアW杯の初戦でまたコロンビアと当たるという、神様のイタズラな巡り合わせに、思わず再掲。 あの時に思った「今に見とけよ」は…

君たちはどう生きるか

吉野源三郎 著『君たちはどう生きるか 』を読みました。 君たちはどう生きるか - Wikipedia 80年前に書かれた、歴史的名著。ただ恥ずかしながら自分がこの作品を知ったのは、ジブリの宮崎駿監督が引退を撤回し、この作品をモチーフにした次回作をつくる、と…

聖和の流儀

カンゼン社から出版された『 聖和の流儀 』を献本して頂きました。Y編集長、ありがとうございます。 興味深く読ませて頂きました。せっかくなので感想書きます。 聖和を語る上でどうしても外せないのが、2016年1月に行われた全国高校サッカー選手権の1回戦、…

ちゃんとさせたがりな大人達

ジュニアサッカーの現場では、ちゃんとさせたがり 、な大人達によく遭遇する。 例えば試合前のメンバーチェックで、うちはユニフォームの『シャツ出し』をいつも注意される。熱中症対策のためにもシャツ入れはもうしなくていいルールなのだが、未だに多くの…

再掲・このコラムを始めた理由

自分は久保田大介といいます。世田谷生まれの世田谷育ち、でも18年前に何のゆかりもない横浜でJrサッカークラブ・SUERTE juniors 横浜(現在はスエルテ横浜)を立ち上げ、代表とヘッドコーチを兼任しながら、今に至ります。 スエルテ横浜・オフィシャルブロ…

サッカーコーチがギターを練習して発見したこと

ギターを練習していて発見したこと。 なかなか弾けない難しい曲があった場合、その曲が弾けるようになるまで練習する…のではなくて、さっさとそれは諦めて別の曲に挑戦する。で、その新たな曲が弾けるようになったり、すでに弾けるようになっている得意な曲…

写真家 チェ・ゲバラが見た世界

『 写真家 チェ・ゲバラが見た世界 』に行ってきた。 che-guevara.jp 僕の中でゲバラは「自由な人」の象徴。ゲバラこそ、自らの由縁に素直に生きた人。 キューバ革命に参加する前に旅した南米の写真や、キューバ革命を成功させカストロからキューバ国籍を与…

民主主義思考とパスの意味

先日初めて会った池川君が、教員生活で一度も教科書を使わなかったという樋渡直哉先生の「平凡な自由」という本をプレゼントしてくれたことを、前の記事で書きました。 neutralfootball.hatenablog.com それを彼が樋渡先生にも知らせてくれたらしい。そして…

平凡な自由

『 楽しさに満ちていた学校が急に色あせて見え始める。それでいいんだ。そのうち担任がくだらん凡人に見えてくる。それはもっとすばらしいことだ。君たちの人生から学校で習ったことを全部取り去ると、そこに残るのが君たちの人格と教養だ。君はいま、それを…

子どものやる気を引き出す7つのしつもん

友人の藤代さんが 子どものやる気を引き出す7つのしつもん という本を出しました。 http://shimt.jp/book/ 献本までしてもらい、感想をお願いされていたのにずっと読めずにいて昨日ようやく読むことができたので、感想書きます。 --------------------------…

上達への近道は、別腹の時間をつくること

自分はサッカーコーチだけれど、家に帰ればサッカーのことはほとんど考えない。サッカーが仕事になっているからこそ、サッカー以外の生き甲斐や趣味に対して割く時間を、より大事にしたい。 最近はギターを買って、家に帰ればギターばかり弾いて練習してる。…

ある青年の答辞 〜 自由であること

福岡県糸島に移住したアミーゴの有坂さんから、つい最近、ある青年のことを紹介されました。 8年前、その青年が高校の卒業式で卒業生代表として答辞を読んだ時の、その答辞全文と、壇上では話されることのなかった「付け足し」です。 その時の、有坂氏のブロ…

結局すべては人。だから信用できない

最近話題になった教育勅語について。 まず「教育勅語には良いことも書いてある」とか言う人は、教育者としても指導者としても、失格だと僕は思う。 文章には「前提」というものがある。書く側の立場をもとに、こういう結論に持っていきたいという前提。その…

自分一人ではリセットできないことを知る旅

伊勢にいたる時、人はそこに、日本の本然の姿を発見するであろう。川下より源流に遡る道である。(忘れちゃったけど誰かの言葉) ------------------------------ 年度始め。4月1日から3日までが、自身つかの間のOff期間。 今年はスエルテも一般社団法人にす…

音楽もスポーツも、喜ぶためにやってるんだぜ

喜びを表現するための音楽、スポーツ、サッカー。今回はそんなお話。 HOTEI (布袋寅泰) JUSTY ~ NO NEW YORK (LIVE) DRUMS 高橋まこと これは2012年2月、さいたまスーパーアリーナで行われた布袋寅泰デビュー30周年記念Liveの映像。 中学生の頃からのBOØWY…

触らないドリブル 〜 久保裕也の凄さ

KAA Gent Kubo 久保裕也スーパーゴール4人抜きゴール!KAAヘント対KVメヘレン 先日、ベルギーリーグで久保裕也が魅せた4人抜きゴール。このゴールは日本人選手があげたゴールの中では、近年稀にみるスーパーゴールだと思う。 では、このゴールのどこがどう凄…

ちゃんとした結果が僕です

TBSドラマ「カルテット」より。 このドラマ、今めっちゃハマってます。その面白さを書けって言われたらたぶんまたいつもの悪い癖ですごい長文書いてしまうんで今日のところはやめときますが(最終回終わったらたぶん書く) 今週放送された第9話。「うちら、…

ひとつのstyleを押し付けること

昨今話題の塚本幼稚園、あの園で行われている愛国教育は、偏狂的といってもいい。あそこまでいくと、もはや教育ではなく、洗脳だ。 サッカーの育成年代でも「ひとつのstyle」を押し付け、それこそが唯一の正解かのように指導しているチームをよく見かけるが…

すべて国民は、個人として尊重される

心が追いつかない、死にたいと相談も受けていたというのに、ワイドショーを見ると「突然辞めて、どれだけの人に迷惑かけると思ってるんだ」との論調ばかり。SNSを見ても、一般の人でもそういう論調の人は結構いる。 あぁ、こういう人達が日本全体に蔓延るブ…

夕凪の街、桜の国

「この世界の片隅に」原作者のこうの史代さんが2007年に描いた「夕凪の街、桜の国」を読みました。 昭和30年の広島から物語が始まり、原爆で人生を狂わされた家族と、ずっと続いていくその子孫の物語。被爆者差別の現実を描いていて、「この世界の片隅に」よ…

靖国神社と遊就館に行ってきた

最近歴史に関心があって、特に、日本の近代史にとても興味がある。幕末から明治維新を経て、太平洋戦争まで。いろんな立場や史観があるけれど、自分のスタンスだけに強情になる前に、もう少し「逆側」の立場のものを見てみたいと思い、そんな象徴の場所でも…

指導の仕方は違って当たり前 〜 吉田都さんの話

バレエダンサー、吉田都さんの話 日本に比べたら、ロイヤルなんてもうバッラバラ。一人ひとりの主張が激しくて、その意思というかエネルギーが強く出てしまうのです。一方、日本人の鼓舞が美しいのは、形を真似るのが上手いからです。 Q)外国人バレエダンサ…

ペトロビッチの美学

当時この記事を新聞で読んで、切り取って、財布の中にずっと入れてありました。理想と現実との狭間で迷いそうになった時は、これ読むことにしてます。 ペトロビッチの美学(2009年10月 / 朝日新聞・潮智史さんの「side change」より) すごみすら感じた。ぞ…

教育をはじき返す野生の力

前記事では、美智子妃の言葉 を紹介しました。 引き続き、今回も 『 丘の上のバカ 〜 ぼくらの民主主義なんだぜ 2 』(高橋源一郎 著)より。 わたしは、自虐教育が子供達の心を蝕んだというのは明らかに事実誤認だと考えている。なぜなら 子供達は「教師の…

美智子妃のことば

皇后・美智子妃が、ある講演で読書について語った言葉を紹介します。 私が小学校に入る頃に戦争が始まりました。昭和16年(1941年)のことです。 四学年に進級する頃には戦況が悪くなり、生徒達はそれぞれに縁故を求め、または学校集団として、田舎に疎開し…

すずさんを巡る旅

12月16日(金)の夜から19日(月)まで、ふらりと広島に行ってきた。映画『この世界の片隅に』の舞台となった、広島の江波や呉の街をどうしても巡ってみたくて。 江波にも呉にも、映画に出てくる建物や街並みがまだそのまま残されてるところがとても多い。で…

居場所の物語 〜 この世界の片隅に・最後の考察

このコラムだけでなくいろんな媒体で何回も書いているけれど、11月から、映画「この世界の片隅に」に完全にハマってます。 実はこれまで、すでに8回も観に行ってしまった。自身の人生で、同じ映画をこんなに何回も観に行くなんてもちろん初めて。 12月には、…

『少し前』のワクワク感

その日最後に聴いた音楽が、ずっと頭の中を巡っていることがよくある。知らぬ間に鼻歌になってたり、口笛吹いてたり。 調べてみたら、こんな記事を見つけた。 wired.jp 記事によると【 INMI(Involuntary Musical Imagery)無意識的音楽イメージ 】という科…

悪しき【コウシキセン】

大人が泣いて喜ぶ【コウシキセン】という響き。 これによる弊害を被るのは子ども達。気づけない大人ばかりだ。