Neutral football

現実の殻を破る。フットボールと社会をつなぐ

ドリ練をする理由、ドリ練の意味

うちのクラブでは、いわゆる「ドリ練」多くやります。相手つけずに。 「スペインではそんなドリブル練習もリフティング練習もしませんよ」という、通称・スペイン帰りの指導者の方の声を、よーく聞きます。 「ハイそうですね、でも僕は日本人で、そのスペイ…

指導・練習という言葉を捨てる。日本を変える

youtu.be 4〜6歳の彼ら彼女らが自分達で集まって、チームを分けて、ボール4個出して始まったゲーム。 自由、カオス、遊び、戦い、自治。自分の意思で、タイミングを見計らって水分補給をしに行く6歳。 手前ミソだけど、幼少期の育成に警鐘と提案を投げかける…

思うと想うの違い

「思う」と「想う」の違い 《思う》思の字の上部分にある『田』は、人間の脳を表すらしい。脳、つまり自分で思うこと。自分の思い、自分はこうしたい、こう考える、という意味での「思う」 対して《想う》この上部分にあるのは『相』という字。言わずもがな……

戦術を語る前に、を書いて

先月に書いた『戦術を語る前に』という記事が、結構バズりまして…反論や批判も多くいただきました。もちろん、それ以上の共感の声も沢山もらいました。皆さんありがとうございました。 ただ残念だったのは、反論や批判のほとんどが 「この人、絶対に全部読ん…

奇跡はわりとよく起きる

今夏にTBSで放送されていたドラマ『義母と娘のブルース』を毎週欠かさず観ていたのだけれど、このドラマの重要テーマとしてストーリーの根本に流れていたのが「奇跡はわりとよく起きる」というフレーズ。実際にセリフにもあった。 『義母ムス』は小さな奇跡…

戦術を語る前に

この夏、ある試合会場で対戦したチームに「スペイン帰り」という肩書きを持つ指導者の人がいた。その方はツイッター上では知っていたのだけれど、面識はなく。その方のツイッターを覗くと、その多くの投稿で「スペインでは」という枕詞がついて、つまりスペ…

ボールは友達じゃない

漫画「キャプテン翼」での有名な言葉に「ボールは友達!」というのがあるけれど、 うちのクラブでは「ボールは友達じゃない」と伝えている。 ボールは大切な道具ではあるけれど、友達ではない。 もっと大切な本当の友達が、ピッチ内にたくさんいるじゃないか…

アイデアを否定する大人、アイデアに共感する大人

adlibler.hatenadiary.jp 先日うちのクラブのU-11が実施した御殿場遠征で、ある選手がすね当てを忘れてきた。 すね当てがないと試合には出られない。これはルールだから仕方ない。 いや、厳密に言えば「すね当てがなければ出られない」ではなく 「すねをガー…

先生、試合を観に来てください

うちのクラブに所属する選手(小3)の話。 彼のお母さんから聞いたのだけれど、彼は1年生の頃からいわゆる「学級崩壊」の中心人物という位置付けらしく、今の担任の先生も、すでにそういう目で見てしまっているという。 ある時はそれに対する保護会が開かれ…

僕もアナタもみんな豚

肉屋 肉屋を支持する豚、という言葉がある。 ↓↓昨年6月、日本のアニメの優秀さを紹介するアメリカの新聞記事で「民族主義に走る日本の一部のアニメクリエイターやオタク消費者たち」という取材コラムがあった。 記事では、自民党がメディア規制や表現規制に…

イニエスタを平塚に観に行って、思ったこと

いまだに、あのイニエスタが日本でプレーしてるというのが実感できない。しかしここ2戦で連続ゴール、しかもその2ゴールはいきなりJリーグの歴史に残るようなスーパーゴール…と、予想以上にいきなりのインパクトを魅せてくれているイニエスタ。 youtu.be you…

もっと文章を書こう

常々思うのだけれど、サッカーコーチの人は、もっと積極的に発信した方がいいと思う。 今の時代、もう「俺は俺。俺のやり方で好き勝手やっていく」「言わなくても、話さなくてもわかってくれるだろう」は通用しない。 昔と違って、今は様々な媒体で自分のチ…

真のヒーロー

先日、練習後の夜にコインランドリーでビブスの洗濯をした。 洗濯が終わるのを車の中で待つ。洗濯が終わり、さぁ帰ってW杯観ようと思ったら、全くエンジンがかからない。バッテリー上がった…こんな夜遅くにマジかよと途方にくれて、仕方がないのでJAFを呼ん…

部活問題を考える 〜 うちだっちょ、イノッチ

画像は毎日新聞webより 昨今、問題になっている日大アメフト部の件。 あのタックルが監督やコーチからの直接指示によるものだったのかどうか、そこばかりにほぼ焦点が当てられているけれど、タックルをしてしまったあの選手が会見で勇気を持って話した、あの…

生まれて初めて、サポーターになった

自分は生まれてこのかた、どこかのクラブのサポーターになったことがない。 「久保田さん、好きなチームはどこですか?」とかよく聞かれるけれど、そのたびに「どこもないっす」と答えてその場をシラけさせてしまう。ましてやサッカーを仕事にしてしまってか…

所属より、参加

先日、食事の席で指導者仲間から聞いた話なのですが彼のクラブを辞めた子のお母さんに、その後会った時「サッカー続けてますか?」と聞いたら「続けてます!家の前で」とお母さんが答えたと。どこかに所属してなくても「サッカー続けてる」って言えるお母さ…

現場のサッカーコーチから、田嶋会長へ ②

(画像はグノシーより) ハリルホジッチ監督をいきなり解任したJFA、特に田嶋幸三会長への怒りに任せて、前回書いたコラム。 「会長として、どんな時でも、日本サッカーの発展を考えないといけない」 会見でこう言い放った田嶋会長に対し「それ言うなら、ま…

言葉の大切さと奥深さ 〜 園児が教えてくれること

ある日の園児練習にて。 園児と練習してる時、上の画像のようにコーンをゲートに見立て、その間を通る時にスピードを上げるような見本をまず僕がやってみせて「今どんな感じでやってた?」と聞けば彼ら「ゆっくりと、速く」と答えが返ってくる。では「そだね…

現場のサッカーコーチから、田嶋会長へ ①

(画像は産経ニュースより) 日本サッカー協会(以下、JFA)の田嶋会長は、ロシアワールドカップに勝つためだけに、この時点でハリルホジッチ氏を切ったわけではないだろう。 ハリルホジッチ氏から冷遇されかかっていた選手達からの直談判メールを受け、さら…

運動神経よりも、自信があるかないか

優勝後の、ロンダートからのバック転(2018.3.4) 近頃よく思うのだけど、子ども達に対し、俗に言う「運動神経がいい」「運動神経が悪い」という言い方や評価の仕方はあまり正しくなく、結局のところは 「自信がある」のか「自信がない」のか。 と、いうこと…

大道芸を練習していた人のこと

世田谷区と杉並区の境目あたり、住宅街の中に突如現れる広大なグランド。ここは予約も要らず利用料金も要らず、制限もなく、そのかわり利用者同士お互いに譲り合いながら使ってくださいね、という場所。 だからうちらみたいにサッカーしてる団体もいれば、一…

攻撃と守備の概念は逆じゃないのか

Offenseを「攻撃」Defenseを「守備」と訳し、その文字の見た目と響きのままに解釈してしまっているから、日本のサッカーは、ちょっと厄介なことになってる。 言葉をひっくり返そう。 「攻撃」は、こちらがボールを持たない時。相手のボールを攻めに行く。 「…

井の中の蛙

先日行われたU-12の県大会にて あの試合、特に後半うちの選手達は相手に対し今までにないくらい激しく強い寄せをずっと繰り返して、それが後半の失点ゼロに繋がったのは間違いないのだけれど、少し遅れてアフター気味に行ってしまったり、気持ちが抑えきれず…

なぜ日本は子どもを練習漬けにしてしまうのか?燃え尽きる高校生が出る理由

スポーツメディアのVICTORYさんからご依頼を受け、書かせていただきました。 victorysportsnews.com あくまでも現場で感じるものを書いたので、一概に「少年サッカー」を全て括って批判しているわけではないのですが、この記事が届いてほしい人は、身近にも…

本能を探り起こす言葉があるのかもしれない

以前、こんな記事を書きました。 この記事内でも書いたように、言葉選び一つの違いで、子ども達への伝わり方はまるで変わってきてしまう。 僕ら指導者、つまり「人に何かを伝える」立場にある者は、言葉選びが最も重要な要素ではないか。もちろんそれで失敗…

再び、今に見とけよの積み重ね

『 今に見とけよ、の積み重ね 』 2014年6月、ブラジルW杯コロンビア戦に敗れ予選敗退が決まった後に書いたブログです。来年のロシアW杯の初戦でまたコロンビアと当たるという、神様のイタズラな巡り合わせに、思わず再掲。 あの時に思った「今に見とけよ」は…

君たちはどう生きるか

吉野源三郎 著『君たちはどう生きるか 』を読みました。 君たちはどう生きるか - Wikipedia 80年前に書かれた、歴史的名著。ただ恥ずかしながら自分がこの作品を知ったのは、ジブリの宮崎駿監督が引退を撤回し、この作品をモチーフにした次回作をつくる、と…

聖和の流儀

カンゼン社から出版された『 聖和の流儀 』を献本して頂きました。Y編集長、ありがとうございます。 興味深く読ませて頂きました。せっかくなので感想書きます。 聖和を語る上でどうしても外せないのが、2016年1月に行われた全国高校サッカー選手権の1回戦、…

ちゃんとさせたがりな大人達

ジュニアサッカーの現場では、ちゃんとさせたがり 、な大人達によく遭遇する。 例えば試合前のメンバーチェックで、うちはユニフォームの『シャツ出し』をいつも注意される。熱中症対策のためにもシャツ入れはもうしなくていいルールなのだが、未だに多くの…

再掲・このコラムを始めた理由

自分は久保田大介といいます。世田谷生まれの世田谷育ち、でも18年前に何のゆかりもない横浜でJrサッカークラブ・SUERTE juniors 横浜(現在はスエルテ横浜)を立ち上げ、代表とヘッドコーチを兼任しながら、今に至ります。 スエルテ横浜・オフィシャルブロ…