Neutral football

イメージした理想が現実を塗り替える。フットボールと社会をつなぐ

井の中の蛙

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先日行われたU-12の県大会にて

あの試合、特に後半うちの選手達は相手に対し今までにないくらい激しく強い寄せをずっと繰り返して、それが後半の失点ゼロに繋がったのは間違いないのだけれど、少し遅れてアフター気味に行ってしまったり、気持ちが抑えきれずに相手のシャツを引っ張ったり…みたいなファールをしてしまうことも、しばしば。
その場合はもちろん、笛を吹いてもらって一向に構わない。当たり前だ。

けれど、ただ強く当たって相手が倒れるとか、それだけでピッピピッピと笛を吹かれることには、やはり到底納得できない。しかも主審の方はいつも歩いていて、遠くでその競り合いを眺めて、競り合いで倒したらゆっくり笛を吹いてばかり。前半1失点目のFKだってそうだ。あれのどこがファールなのか。全く馬鹿らしい。

また、後半に吹かれたあるファールに対し、試合後の整列時に「故意で悪質」と断罪してうちの選手に対し主審が諭していたらしいが、走りもせずルールも理解せず、ピッチ上の警察官気取りで偉そうに教育ぶって、うちの大切な選手に対し何か言うのはやめてほしい。言われた選手はどれだけ傷つくと思っているのか。

あんなに遠くから見て、なぜ「故意」と断定できるのか。全く意味がわからない。アナタは視力6.0のサンコンさんなのか。選手の頭の中を覗けるエスパーなのか。
選手を馬鹿にするのも、いい加減にして欲しい。

審判をリスペクトしましょう!とかよく言われるけど、本気でやってくれている人なら、例えそれでミスジャッジをされても、何も言わないし何も思わないし、リスペクトして試合に臨むのは当たり前。
しかしサボって不勉強で尊大で、しかも偉そうに教育者ぶってよその選手に説教垂れる人に対し、リスペクトなんかできるわけないでしょう。

あの主審も含め、うちの選手達のプレーを「荒い」とか評する人の、その眼力こそが荒い。

うちの選手達は昨秋に前橋でオーストラリアや韓国のチームから「本物の戦い」を挑まれ吹き飛ばされ、砂にまみれて「本物のフットボール」の片鱗を知り、それを機に、前橋が終わってからも激しく強い当たりを自分達で習慣づけて、当たり前の基準を上げてきた。

それを「市」とか「区」の狭い地域だけで「公式戦」とか呼び喜んでいる井の中の蛙のような人達が、何も知らないくせに「荒い」とか言っちゃう滑稽さ。
FAリーグでも、そういう声は何回も聞こえてきた。倒れたらすぐ「おいー!」ってベンチが叫ぶチームもいたね。

そういう人達はもう一生、そのちっぽけな世界だけで楽しんでればいいじゃないか。
こっちの世界に口を出さないでくれ。

こういう大人が偉そうに楽しんでいる光景は、本当に虫唾が走る。そして、こんな人がまだたくさんいるのが「公式戦」という場所。

日本サッカーを本当に強くしたいのなら、こういう大人を淘汰していかないと、いつまでたっても日本は井の中の蛙のまま。

だって、井の中の蛙が指導者をしているのだから。