Neutral football

イメージした理想が現実を塗り替える。フットボールと社会をつなぐ

すべて国民は、個人として尊重される

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心が追いつかない、死にたいと相談も受けていたというのに、ワイドショーを見ると「突然辞めて、どれだけの人に迷惑かけると思ってるんだ」との論調ばかり。
SNSを見ても、一般の人でもそういう論調の人は結構いる。

あぁ、こういう人達が日本全体に蔓延るブラック企業の体質を下支えしているんだなぁと、強く実感した。

人は簡単に首を吊るし、簡単にビルから飛び降りる。

5月まで契約が残っていると言うけど、その前に彼女が心を壊して最悪の行動を起こしてしまっていたら、どう言い訳したんだろうか。
彼女には宗教という逃げ道、守ってくれる存在があったから、まだ良かったのかもしれない。もちろん、今後この教団の広告塔として使われてしまうのだろうけども。

でも、劣悪な労働環境から抜け出すこともできず、守ってくれる存在を見つけられないでいる人は日本中にいっぱいいる。

日本国憲法第3章の18条の中に「国民はその意に反する苦役に服させられない」という条文がある。解釈の仕方は様々だろうけど、この事務所だけでなく、日本中のブラック企業をこの言葉でやっつけられないものだろうか。

だいたいこのレプロって事務所は、のん(能年玲奈)さんも所属していた事務所。
彼女に本名を使わせない、という仕打ちをいまだに続けてる。
だいたい、芸名ならともかく自分の本名を名乗って仕事ができないなんておかしい。これこそ憲法に違反してるんじゃないか。

第3章の13条、すべて国民は、個人として尊重される。

そういえば以前、少年サッカーの移籍問題で「移籍なんか自由にさせればいいじゃないか」というコラムを書いたら、けっこう炎上した。
「指導者の承諾なしに辞めるのはおかしい」とか
「会社と同じ、自分が辞めたら周囲にどれだけ迷惑がかかるか考えさせるべき」とか。

辞めたくなるような環境をつくっておきながら、そんな自分の至らなさは棚に上げて、子供達にさえ従順な帰属意識と同調を求めるこの風習。これと一緒だね。

はぁ、ますます根が深い。