Neutral football

イメージした理想が現実を塗り替える。フットボールと社会をつなぐ

教え子から聞いた沖縄のこと


Mr.Children - 1999年、夏、沖縄

2004年から今年3月までの約11年半の間、僕は都立国際高校の女子サッカー部でもコーチをしてたんですが

先週金曜の夜に、その国際女サカの卒業生と久々に会ってきた。

もう25歳になる彼女は今、沖縄問題に関心を持ち活動していて、実際に先月は高江にも行ってヘリパッド建設反対運動のサポートもしながら、現地の状況を見てきたという。その話が聞きたくて、僕から連絡して会ってもらった。

自分の細かい思いはそのうちまたこのブログに書くけれど、国際高校という「普通ではない」学校、隣の席には、当たり前のように違う国籍の子が座ってるという多様性そのものの学校。そこでサッカーというツールを通じて3年間に渡り関わった子が、大人になった今、こうして社会のことに関心を寄せ、自分のことのように怒り、悲しみ、実際に行動してる。僕はそれがとても嬉しい。

 

自分と自分の周りさえ良ければそれでいい、面倒くさいことや難しいことには関わりを持たない方がいい、勝ち馬に乗って虎の威を借る狐でいればいい、というサイレントマジョリティの側に属する方が簡単だし楽だし傷つかずにも済む。そういう大人、たくさんいるじゃんか。

けれど、彼女があえてその道を選ばず、自分の意思で考え動き始めてることが、とても嬉しい。
彼女の話す言葉に嘘はないし、心の底から言葉を発してくれた。僕は彼女のその言葉と顔に、今、すごく心を動かされてる。サッカーだけやってりゃいいってもんじゃない。

年内に彼女と一緒に沖縄に行くことになった。今から楽しみだ。

 

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