Neutral football

現実の殻を破る。フットボールと社会をつなぐ

育成

戦術を語る前に、を書いて

先月に書いた『戦術を語る前に』という記事が、結構バズりまして…反論や批判も多くいただきました。もちろん、それ以上の共感の声も沢山もらいました。皆さんありがとうございました。 ただ残念だったのは、反論や批判のほとんどが 「この人、絶対に全部読ん…

もっと文章を書こう

常々思うのだけれど、サッカーコーチの人は、もっと積極的に発信した方がいいと思う。 今の時代、もう「俺は俺。俺のやり方で好き勝手やっていく」「言わなくても、話さなくてもわかってくれるだろう」は通用しない。 昔と違って、今は様々な媒体で自分のチ…

部活問題を考える 〜 うちだっちょ、イノッチ

画像は毎日新聞webより 昨今、問題になっている日大アメフト部の件。 あのタックルが監督やコーチからの直接指示によるものだったのかどうか、そこばかりにほぼ焦点が当てられているけれど、タックルをしてしまったあの選手が会見で勇気を持って話した、あの…

所属より、参加

先日、食事の席で指導者仲間から聞いた話なのですが彼のクラブを辞めた子のお母さんに、その後会った時「サッカー続けてますか?」と聞いたら「続けてます!家の前で」とお母さんが答えたと。どこかに所属してなくても「サッカー続けてる」って言えるお母さ…

現場のサッカーコーチから、田嶋会長へ ②

(画像はグノシーより) ハリルホジッチ監督をいきなり解任したJFA、特に田嶋幸三会長への怒りに任せて、前回書いたコラム。 「会長として、どんな時でも、日本サッカーの発展を考えないといけない」 会見でこう言い放った田嶋会長に対し「それ言うなら、ま…

言葉の大切さと奥深さ 〜 園児が教えてくれること

ある日の園児練習にて。 園児と練習してる時、上の画像のようにコーンをゲートに見立て、その間を通る時にスピードを上げるような見本をまず僕がやってみせて「今どんな感じでやってた?」と聞けば彼ら「ゆっくりと、速く」と答えが返ってくる。では「そだね…

現場のサッカーコーチから、田嶋会長へ ①

(画像は産経ニュースより) 日本サッカー協会(以下、JFA)の田嶋会長は、ロシアワールドカップに勝つためだけに、この時点でハリルホジッチ氏を切ったわけではないだろう。 ハリルホジッチ氏から冷遇されかかっていた選手達からの直談判メールを受け、さら…

運動神経よりも、自信があるかないか

優勝後の、ロンダートからのバック転(2018.3.4) 近頃よく思うのだけど、子ども達に対し、俗に言う「運動神経がいい」「運動神経が悪い」という言い方や評価の仕方はあまり正しくなく、結局のところは 「自信がある」のか「自信がない」のか。 と、いうこと…

大道芸を練習していた人のこと

世田谷区と杉並区の境目あたり、住宅街の中に突如現れる広大なグランド。ここは予約も要らず利用料金も要らず、制限もなく、そのかわり利用者同士お互いに譲り合いながら使ってくださいね、という場所。 だからうちらみたいにサッカーしてる団体もいれば、一…

攻撃と守備の概念は逆じゃないのか

Offenseを「攻撃」Defenseを「守備」と訳し、その文字の見た目と響きのままに解釈してしまっているから、日本のサッカーは、ちょっと厄介なことになってる。 言葉をひっくり返そう。 「攻撃」は、こちらがボールを持たない時。相手のボールを攻めに行く。 「…

井の中の蛙

先日行われたU-12の県大会にて あの試合、特に後半うちの選手達は相手に対し今までにないくらい激しく強い寄せをずっと繰り返して、それが後半の失点ゼロに繋がったのは間違いないのだけれど、少し遅れてアフター気味に行ってしまったり、気持ちが抑えきれず…

なぜ日本は子どもを練習漬けにしてしまうのか?燃え尽きる高校生が出る理由

スポーツメディアのVICTORYさんからご依頼を受け、書かせていただきました。 victorysportsnews.com あくまでも現場で感じるものを書いたので、一概に「少年サッカー」を全て括って批判しているわけではないのですが、この記事が届いてほしい人は、身近にも…

本能を探り起こす言葉があるのかもしれない

以前、こんな記事を書きました。 この記事内でも書いたように、言葉選び一つの違いで、子ども達への伝わり方はまるで変わってきてしまう。 僕ら指導者、つまり「人に何かを伝える」立場にある者は、言葉選びが最も重要な要素ではないか。もちろんそれで失敗…

ちゃんとさせたがりな大人達

ジュニアサッカーの現場では、ちゃんとさせたがり 、な大人達によく遭遇する。 例えば試合前のメンバーチェックで、うちはユニフォームの『シャツ出し』をいつも注意される。熱中症対策のためにもシャツ入れはもうしなくていいルールなのだが、未だに多くの…

サッカーコーチがギターを練習して発見したこと

ギターを練習していて発見したこと。 なかなか弾けない難しい曲があった場合、その曲が弾けるようになるまで練習する…のではなくて、さっさとそれは諦めて別の曲に挑戦する。で、その新たな曲が弾けるようになったり、すでに弾けるようになっている得意な曲…

上達への近道は、別腹の時間をつくること

自分はサッカーコーチだけれど、家に帰ればサッカーのことはほとんど考えない。サッカーが仕事になっているからこそ、サッカー以外の生き甲斐や趣味に対して割く時間を、より大事にしたい。 最近はギターを買って、家に帰ればギターばかり弾いて練習してる。…

ちゃんとした結果が僕です

TBSドラマ「カルテット」より。 このドラマ、今めっちゃハマってます。その面白さを書けって言われたらたぶんまたいつもの悪い癖ですごい長文書いてしまうんで今日のところはやめときますが(最終回終わったらたぶん書く) 今週放送された第9話。「うちら、…

ひとつのstyleを押し付けること

昨今話題の塚本幼稚園、あの園で行われている愛国教育は、偏狂的といってもいい。あそこまでいくと、もはや教育ではなく、洗脳だ。 サッカーの育成年代でも「ひとつのstyle」を押し付け、それこそが唯一の正解かのように指導しているチームをよく見かけるが…

指導の仕方は違って当たり前 〜 吉田都さんの話

バレエダンサー、吉田都さんの話 日本に比べたら、ロイヤルなんてもうバッラバラ。一人ひとりの主張が激しくて、その意思というかエネルギーが強く出てしまうのです。一方、日本人の鼓舞が美しいのは、形を真似るのが上手いからです。 Q)外国人バレエダンサ…

教育をはじき返す野生の力

前記事では、美智子妃の言葉 を紹介しました。 引き続き、今回も 『 丘の上のバカ 〜 ぼくらの民主主義なんだぜ 2 』(高橋源一郎 著)より。 わたしは、自虐教育が子供達の心を蝕んだというのは明らかに事実誤認だと考えている。なぜなら 子供達は「教師の…

『少し前』のワクワク感

その日最後に聴いた音楽が、ずっと頭の中を巡っていることがよくある。知らぬ間に鼻歌になってたり、口笛吹いてたり。 調べてみたら、こんな記事を見つけた。 wired.jp 記事によると【 INMI(Involuntary Musical Imagery)無意識的音楽イメージ 】という科…

悪しき【コウシキセン】

大人が泣いて喜ぶ【コウシキセン】という響き。 これによる弊害を被るのは子ども達。気づけない大人ばかりだ。

無意識を超えるプレーが最強

たぶんこの人も、ほとんどのプレーを覚えてなかったんだと思う。 「練習とは、意識すれば出来ることを、無意識でも出来るようにしていくこと」なんて、よく言われる。僕もこれ言うし。実際その通りでしょう。 意識しても出来ないことが、そのうち意識すれば…

枝を切るならその責任を持て

こんなちっちゃな盆栽を、ここからどう育てていくか。 サッカー専門サイト フットボールエッジ にコラムを連載させてもらってます。 その最新コラムが、アップされました。 トレセンや8人制サッカーで垣間見える、指導者の“余裕のなさ”のはなし【久保田コラ…

伝え方を考え出したらキリがない。けど、探求は止められない

「表現主義とは、人生というものを具体的な形ではなく雰囲気で映し出すアート・フォームなんだ。これこそ自分の進む道だと思ったね」(デビッド・ボウイ) 普段の練習で、子ども達にプレーについて何かを伝える時、言葉の使い方にはいつも気を使う。いつも悩…

小さい頃から戦術戦術!小さい頃ならドリドリ!について

小さい頃から、戦術を教えなければいけない! 小さい頃なら、ドリブルだけやってればいい! 最近、こういう派閥同士の対決が各地で細々と行われているような。 僕はどちらでもない。どっちも大事だけど、ぶっちゃけ、どっちもそれほど大事じゃない。全部大事…

自分で決められることの大切さ ② 〜 ストイコビッチが教えてくれること

前回『自分で決められることの大切さ』という記事を書いて、少しばかりの反響をいただきました。 その記事内にも登場させたストイコビッチの映像を見直してたら、あぁまさにこの人、自分で決めてる よと、改めて驚嘆するわけです。それも高い次元で。 そして…

自分で決められることの大切さ

以前、小学1年生と練習してる時に面白い現象を体感したことがある。 3段階に分かれた練習で① … 来たボールをリターン② … 来たボールをリターンと見せかけ前を向く③ … ① と②、自分で好きな方を選ぶみたいな感じだった。 ①の時。つまり必ずリターンしなきゃい…

8人制なんかやめてしまえ ②

Part ① はこちら ↓↓ Part ② 【 退場処分の場合でも、選手補充してオッケー!の問題 】 8人制の試合の場合、自チームの選手がレッドカードで退場になったとしても、その代わりの選手の補充が、ほとんどの地域で認められている。 何だそれ。おかしいっしょ。 …

8人制なんかやめてしまえ ①

この記事をFootball EDGE に掲載したのは今年1月だけど、現状はあまり変わらず。むしろ、8人制を導入した本来の目的からさらにかけ離れた違う方向へと、全体が流れ て行ってしまっているのではないか。そんな危機感を感じる毎週末です。 -------------------…