Neutral football

現実の殻を破る。フットボールと社会をつなぐ

フットボールスタイリスト・鬼木祐輔さんワークショップ開催のお知らせ

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フットボールスタイリスト・鬼木祐輔 ワークショップ
【 「シーン」ではなく「ストーリー」でフットボールをするための前提条件 】


日程 … 2019年6月2日(日)
時間 … 18:00 ~ 20:00
会場 … リスト関内ビル2F(関内駅から徒歩1分)


【 費用 】
事前の銀行振込 or LINE Payでのお支払い … 3500円
当日のお支払い … 4000円


 【 お申込み方法 】
下記ホームページの「お問い合わせ」ページから、必要事項をご記入の上、お申込み下さい。

https://www.footballnavi.jp/lobos/news_view.php?kn=19859

鬼木さんに質問がある方は、「お問い合わせ内容」の欄に、ご質問を入力して下さい。

 


日本唯一の《フットボールスタイリスト》として日本中の育成年代の選手達を指導し、現在は日本代表・長友佑都選手(ガラタサライ)の専属コーチとしてトルコで活動している鬼木祐輔さんが、長友選手のシーズンを終えて帰国してくるのに伴い、このたび、彼の地元・横浜でワークショップを開催することとなりました。

 


ボールを扱おうとすることで起きてしまう不具合や遅さ。
これは、育成年代の指導でありがちなことだと思います。
対して … 極限の速さでプレーできる一流選手は、一体どんな概念でプレーしているのか。
そしてそれは、日本人や育成年代の選手には、不可能なことなのでしょうか。


決してそんなことはなく、トレーニング次第で日本人でも「本当のフットボール」を体現することは可能であり、大きな可能性を秘めている。


『フットボーラーをスタイリングする』ことのスペシャリストとなった鬼木さんが、長友選手に請われイタリア~トルコへと渡り、そこで辿り着いた最新の概念とは。


# シーンではなくストーリーで
# 目的地の認識
# COMEの概念


概念の違い。そこを整理することで、日本人でも、まだサッカー下手でも、まだまだ上達していけるはず。これらを、わかりやすく説明してくれます。


さらに
海外と日本の文化の違い、言語の違いから来る、フットボールにおける圧倒的な違い。
そこにも、言及してくれます。


彼の能力は本物です。一見、一聞の価値ありです。
そして指導者としての一面だけでなく、誰からも愛される彼の人柄にも、ぜひ触れて頂ければと思います。

 

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Interview 10 ~ 鬼木祐輔さん
http://tegamiya.jp/learning/interview/7574


長友佑都専属スタイリストがイタリアとトルコで見てきた「サッカー」「言語」そして目的地の認識」
https://note.mu/italyno10/n/n19acab035b33


長友専属コーチが語る、31歳もなお向上を続ける秘密
https://www.nikkansports.com/soccer/russia2018/news/201807020000127.html

 

長友佑都・手記『ありのままの自分』
「COMEの概念がゴールにつながった」
https://sports.yahoo.co.jp/column/detail/201904240001-spnavi

 

 

 

 

 

 

 

 

note、はじめました

明けましておめでとうございます。

 

実は先月から、noteも始めてます。よかったら覗いてみて下さい。

note.mu

 

まだ今はこの「Neutral football」で過去に書いた記事を載せてるような感じだけど、せっかく年も明けたことだし、1月からは書く趣旨によってこのコラムとうまく使い分けながら、noteも活用して自身のアウトプットを続けていこうと思ってます。

 

宜しくお願いします。

 

 

 

 

スポーツは教育の取引材料じゃない

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前からずっと思っていたことだけれど、サッカーを(スポーツを)教育の取引材料にする人が多すぎる。

勉強の成績が下がったからサッカーやらせない
何か悪さをしたらサッカー行かせない、部活停止
家での生活態度が悪いからサッカーを取り上げる


家で起きたことは家で解決すればいいし、勉強の成績が下がったのなら先生や親の責任。
ご自分の教育の失敗、拙さ、その補完ツールとして、サッカーを使われる。
サッカーを、子どもとの取引材料に使う大人。学校の先生も、親も。


サッカーに行く時間を削ったって、勉強やらない。
部活に行けなくなったって、そしたらなおさら遊ぶよ。


サッカーを取り上げられたくないなら勉強しっかりやれ、品行方正に生活しろ
これは動機付けとして間違ってる。


これを続けていくと
お父さんに怒られたくないから仕方なく勉強する、先生に睨まれたくないから真面目を演じる、サッカーを取り上げられたくないから勉強する、お父さんの言うことを聞く、その他…


これは悪名高きキラーワード【外発的動機】そのもの。
何か目に見える対価がないと頑張れず、評価されたい、叱られたくない、罰を受けたくない、好きなサッカーを取り上げられたくないから勉強をやる、言うことを聞く…


ご自分の子どもを、ご自分の生徒を、そうさせたいのだろうか。


勉強は勉強、サッカーはサッカー。二兎を追う者は一兎をも得ずと言うけれど、それは二兎を追う勇気のなく、その時間のコーディネートや自分のデザインをできなかった者の言い訳だし、子どもを操作し管理したい、自分もそうだったんだからと思い込んでいる大人の常套句だ。


二兎を追うものだけにしか、二兎を得るチャンスはない。


もし勉強の成績が下がったり、生活態度(これ自体も変な言葉だけど)が悪くなったのだとしたら、そこでサッカーを取り上げるのではなく(だって関係ないもん)
「お前、今日のサッカーを誰よりもしっかりやって来い。話はそれからだ」
と言うべきじゃないか。


ましてやサッカーはチームスポーツなので、そこにはチームメイトがいるからね。
決して親にはわからない、選手同士、選手⇆コーチだけの世界がある。
そこに立ち入る資格は、親には一切ない。


もちろん学校の先生も
部活を自分の教育の拙さを補完する道具に使うのは、もう本当にやめてほしい。


この辺のスポーツの捉え方を整理しないと、日本にスポーツが文化として根付くのは難しいと思います。

 

 

【イベント】丸山 龍也 〜 日本の育成ルートから外れた僕でも、フットボーラーとして生きれた理由

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Borderless football community 企画・主催イベント


『 丸山 龍也 〜 日本の育成ルートから外れた僕でも、フットボーラーとして生きれた理由 』
・日時 … 1月19日(土)19:30 〜 21:15
・会場 … T’s渋谷フラッグ にて
・登壇 … 丸山 龍也

 


プロを目指して海外を渡り歩き、スリランカリトアニアでプロ契約を果たし夢を叶えた
【 丸山龍也 】さん


日本の育成ルートを思いっきり外れた彼が、それでも海外でプロになり、フットボーラーとして生きてこれた理由とは。


そしてそんな彼だからこそ、今の育成年代に関わる指導者の方々に伝えたいこと。


海外で修羅場を潜りまくり、逞しく生き抜いた。そして今、社長として全国そして海外までも飛び回り人生を楽しみまくってる彼だからこそ伝えられることを、丸山龍也本人が、とにかく「オモシロオカシク」喋り倒す企画です!

 

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・育成年代に関わる指導者の方
・夢を持った学生の方


・夢って何か分からない、やりたいこともない…でも、そんな自分のスイッチを探してる方


・激レアさんを見て、丸ちゃんのファンになったよ!という方
・丸山龍也ってどんな奴だ?とにかく一回会ってみるか!という方
・丸ちゃんに仕事を依頼したい。だから今回会ってみよう、という方


その他どんな方でも…きっと楽しめます。


サッカーのみならず、これからのスポーツ界、出版業界、社会全般に波風を立たせるインフルエンサーになるであろう男です。
そんな丸ちゃんのボキャブラリーと経験談と熱い想いと面白さは、わたくし久保田が全力で保証しますので!


皆さん、お待ちしております。

 


『 丸山 龍也 〜 日本の育成ルートから外れた僕でも、フットボーラーとして生きれた理由 』


・日時 … 1月19日(土)19:30 〜 21:15
・会場 … T’s渋谷フラッグ にて
・登壇 … 丸山 龍也
・費用 … 事前振込 3500円、当日支払い 4000円


【 お申込みは下記の メールフォーム から 】

丸山龍也トークイベント・お申込みメールフォーム

もしくは
suertejrs@gmail.com まで、直接メールにてお申込み下さい。


ご記入事項
・氏名
・メールアドレス
どんな方々が来られるかを知りたいので、差し支えなければ、ひと言メッセージを付けて下さると嬉しいです!


こちらから折り返し返信させて頂き、確認できた時点でお申込み完了となります。
事前振込を希望される方には、その際に振込先口座をお知らせします。

 


丸山龍也[ note ]


マドリードで死んで、ロシア・ロストフで成仏されたオレのサッカー人生
https://note.mu/maru_ryuya/n/n1d68faae4555


・ちょうど1年前、キングコング西野が目の前に突然現れたら人生変わった話
https://note.mu/maru_ryuya/n/n3f38f1aedb82

 


丸山 龍也 … 横浜市出身、26歳。
プロを目指して海外を渡り歩き、スリランカリトアニアでプロ契約を果たし活躍。


帰国後、株式会社ワンディエゴ丸出版社を立ち上げ、代表取締役社長としてスポーツ漫画の企画作成に奮闘中。


また、プロを目指す若者達を海外へ送り出すための『プロなろ』も企画し、活動している。


今年3月には、テレビ朝日系列『激レアさんを連れてきた』にも出演しました。
↓↓
オードリー若林が「ファンになっちゃった♪」一般人て?
https://thetv.jp/news/detail/141052/

 

ドリ練をする理由、ドリ練の意味

うちのクラブでは、いわゆる「ドリ練」多くやります。相手つけずに。


「スペインではそんなドリブル練習もリフティング練習もしませんよ」という、通称・スペイン帰りの指導者の方の声を、よーく聞きます。


「ハイそうですね、でも僕は日本人で、そのスペインにいつか勝ちたいと思ってるのでスペイン人がやらないならラッキー、なおさらドリ練やろうと思います」といつでも答える用意はできてるんだけど、実際に自分はまだ面と向かって言われたことがないからいつか言われたい…w

 

まぁそれは置いといて…

無駄に論争をしても仕方ないので、ここで、僕が考えるドリ練の意味を書いてみたいと思います。


メッシのようなドリブルをさせたい!とか

ネイマールのような華麗な技をさせたい!とか

どうせそんなことを考えてドリ練させてるんだろという浅はかな誤解は、解いておきたい。

 

ドリ練をする意味、を書く上で前提になるのが、

『サッカーにおけるプレーは、一つ一つの切り張りではなく、全てセットで考えよう』というフェーズ。ここから、順を追って書いていきますね。


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【 セット ① ~ 攻撃と守備の同時進行 】


サッカーは、相手よりもスコアで上回れば勝てるスポーツ。ならば、目的はふたつ。

・相手よりも多くゴールを奪うこと

・失点を一点でも少なくすること

この両方を セットで考えるべき で、攻撃的、守備的 とサッカースタイルを分けること自体がナンセンス。


守備をしやすい攻撃 と、攻撃に移りやすい守備。

攻撃中に守備のことを考え、守備してる間に、攻撃に移る準備をしておく。

 

《 攻撃中に、守備の準備しちゃお 》


・奪われ方はこっちが決める。どういう形になると奪われやすいか、相手よりも味方のほうが知っている。だから、奪われる想定の陣形を先にとっておく。

・奪われることを想定していればすぐに奪い返せる。さらにチャンスが深まる。

・すぐに奪い返せる距離までサポートが来るまでは、仕掛けない。攻めない。


「もう奪われてもOK!むしろ奪われてほしい 笑」(奪い返して逆襲する気満々)

「今はまだ奪われないで!準備できてないしー」

これにより、ファーストタッチの質、ボールの持ち方、ボールの動かし方、が変わってくる

 

《 守備中に、攻撃の準備しちゃお 》


・相手ボールを奪いに行く際は、ふたりで行く。そこで奪えば、そのふたりのコンビで攻撃を始められる。だからそのコンビは、相性の良いふたりを組ませる。


・奪ってもすぐ奪われるのが一番嫌な形。なのでこちらで一番巧い選手(もしくはコンビ)が、相手からボールを奪えるような形をつくる。そうすれば、すぐには奪い返されない。

その一番巧い選手(コンビ)のところで奪えるように、相手ボールを誘導する。


もちろん、そんなにうまくいくことも多くないので、奪ってすぐに奪われない、巧い選手を多く育てることが、一番の守備強化なのだけれど。

守備を強化するために、巧い選手を育てるんです。


・守備のため(すぐ奪い返されないため)に、奪った後のボールの持ち出し方を練習する。これは、ドリ練の大きな目的の一つ。3タッチ以内にトップスピードに乗る。


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【 セット ② ~ ドリブルとパスも、全てセット 】


ゲームにおいて起こること … 受ける、拾う、奪う、離す

「持つ」という項目はない。「持つ」は、あくまでも「離す」までの手段。


「奪われる」のも「離す」の一つ。受けたり、拾ったり、奪ったりした後の持ち方がヘタだから奪われる。そして「無駄に持つ」から狙われやすくなり、奪われる。

 

「持つ」(ドリブル、フェイント)は何のためか … 次のパス(離す)のため。


① 一人目を抜いた後は、二人目が必ずカバーに来る。その二人目が本来いた場所にボールを入れてチャンスを広げる、ためのドリブル


② フェイントやボールのズラしで、相手の足のすぐ横をパスを通してく。日本がUAEのオマルにやられまくったやつ。


③ センスとはタイミング。今、この瞬間しかない、というタイミングでジャストなパスを通すのが、技術でありセンス。その意味で、メッシは世界最高のパサー。

その「最高のパスを出したい瞬間」に、相手よりも必ず先に触れる場所にボールがある(自分がいる)こと。それを可能にするボディーバランスも含め、これが ドリ練の最大の目的。


上記の①~③とも、ドリとパスが全てセット。

 

ドリとパスがセットということは … 「持つ、離す、受ける」これらも全てセットであり、これらのどれか一つでも、疎かにすることはできない。全て同じ価値を持つ、大切な「技術」である。持つことを武器にしたいのなら「離す、受ける」も同じくらいの密度と量で練習すべき。


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【 セット ③ ~ 先取りジャンケン 】


例. 1 )

タッチライン際で相手を抜いた後、その抜かれた相手は必ず内側を通って奪い返しに来る。

それなのに、そのタイミングでインサイドを使って内側に切り返してその相手に引っ掛けてしまうとか、Jレベルでもよく見られる。


そこを通って来ることは、予想や想定や経験則を遥かに超えた、人間の行動心理学や物理学のレベル。間違いなくわかっているはずなのに、それに対してミスるなよ、と。


例. 2  )

エリア内でシュートモーションをすれば、相手は必ず足を広げて防ぎに来る。

日本人はその相手を見てシュートをやめてしまうが、外国人選手は、躊躇なくシュートを打つ。打とうとすれば相手は必ず足を広げ、その足の間が空く、ということをセットで考えているから。日本人では、大迫もこれが出来る。


例. 3 )

ドリブルの回でも記述したが、相手を一人抜けば、二人目が必ずカバーに来る。

「それ、分かってるし」と心で舌を出し、ノールックでそこにパスを入れていけばいい。

それは受ける側も一緒。味方が一人目を抜いたら、二人目がいる場所を攻略して受けにいけばいい。目と目が合わなくても、声をかけなくても、そこにパスは出て来る。


他にもいろいろ …

「こうすればどういうことが起きる」「間違いなく相手はこうしてくる」という事象の例を、チーム内、選手同士で考えて挙げてみるのも楽しいのでは。

上述したが、人間の行動心理学をもとに考えると、いろいろ出てくるはずです。


「そばに味方がいると、どちらも自分からは何もしない」とか

「人間は反射の生き物」とかとか…

 

そういった局面の捉え方をチームで共有していれば、無駄なアイコンタクトも声も要らなくなるし、相手よりも早くプレーが出来る。


サッカーでは「後出しジャンケン」ができれば最強、とよく言うけれど、本当に最強なのは、相手が何を出すか、最初からわかってること。つまり局面をセットで考えれば、

「先取りジャンケン」が出来る。


後出しジャンケン

・相手の動きを見て、プレーを決める → 起きたことに対して反応している

プレーが遅くなる


先取りジャンケン

・相手の動きが、最初からわかっていてプレーする → 起こることがわかってる

プレーが早くなる

 

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【 セット ④ ~ 局面もセットで考える 】


今、自分がボールを持って相手と対峙している局面だとしましょう。この時

・目は、目の前の相手を見ず

・頭も、目の前の相手に縛られない

この状態でいたい。


自分が相手と対峙している時、同時進行で起きていること(味方が起こしていること)が分かってる、頭で見えてる、心で繋がっている。これこそがチームプレー。


実際、この時に味方が同時進行で起こしておくべきのもの

・受ける動き(一人目、二人目、スイッチ、ミラーパス、スルーパス

・守備の先取り~拾う準備、奪い返す準備


これらを味方が起こしてくれているんだ、という認識を必ず「セット」で持ちながら、相手と対峙することが大切。


受ける動きに対しては … 

「ジャストなタイミングでのパス」はもちろんのこと、

「それをフェイクにしてのドリ」そして「相手が一瞬パスを忘れた時のパス」


守備の先取りに関しては … 

「奪われて良い時かそうでない時か」により、持ち方、持ち出し方、パスの質を決める。


今、自分が置かれている状況 と、これから起き得る状況

これを必ずセットで考えること。

でもでも

ボールを持ちながら考えるのって大変。ボールを持ちながら味方の動きを認知するのはもっと大変。


だ、か、ら、こ、そ!

ボールなんか見ないでも、ボールがある場所が分かり、相手よりも先に触れるようにしておかないといけない。だからドリ練をするし、ボールタッチの練習をする。

 

以上です。

つまり質の高いドリ練を徹底していけば、そのうち「タッチ数の少ないサッカー」を自然とするようになります。ヘイ!とかいうパスを呼ぶ声も皆無になる。


僕が考える『ドリ練をする理由、ドリ練をする意味』でした。

 

 

 

指導・練習という言葉を捨てる。日本を変える

youtu.be

4〜6歳の彼ら彼女らが自分達で集まって、チームを分けて、ボール4個出して始まったゲーム。

自由、カオス、遊び、戦い、自治。自分の意思で、タイミングを見計らって水分補給をしに行く6歳。

手前ミソだけど、幼少期の育成に警鐘と提案を投げかける動画だと思います。

任せれば、必ずできる。

 

指導という名の自己満、指導という名の管理、指導という名の操作。

指導者という響きに勘違いを起こす、いけない大人。

指導という言葉から、そろそろ脱却しなければいけないと本気で思います。

特に、今の日本では。

もちろん自分も、もう「指導者です」なんて名乗らない。

 

この園児クラスでは「練習」という言葉を使いません。練習するよー、じゃなく「サッカーするよ」って言ってる。

「サッカー = 練習」という暗示をかけたくない。植え付けたくない。サッカーはサッカーだ。それ以上でもそれ以下でもない。

何かを概念づけて香ばしいトレーニングをするのは、もっと先で充分だよ。

 

コーチの笛や集合!という声で集まるのがサッカー、と思ってほしくない。

自然に集まりゃいいし、集まった子だけでやればいい。

スポーツは本来、遊びのはず。

一体いつから、スポーツ = 教育、鍛錬、訓練の道具になったんだ。いつから、サッカーは大人の自己満足のための道具になったんだ。僕らは子どもの頃、そんなサッカーを好きになった覚えはない。

 

でも今の日本では、ほぼそんな感じになっちゃってる。

 

園児だけでなく、小学生も中学生も、これから徐々に「練習」という言葉をなくしていきたい。集合の概念も消していく。

指導するつもりなど、もうサラサラない。あの子らと一緒に、サッカーをする。

そうしてサッカーをしていくことで、結果的に、あの子たちが魅力的な大人になっていくための手助けになればいい。

人と人の間で生きていく上で大切なことはほぼ、サッカーで伝えられるし身につけられる。

 

サッカーという魅力的な遊びを共有しながら、遊び心が満載で、正義感を持ち、人に優しく、多様性を受け入れ、違いを違いと思わない、そして常にリベラルであり続ける

そんな魅力的な大人を、一人でも多く社会に送り出したい。

 

横浜のはずれにある小さな街クラブから、日本を変えていく。それくらいの覚悟が、僕にはある。

 

思うと想うの違い

「思う」と「想う」の違い


《思う》
思の字の上部分にある『田』は、人間の脳を表すらしい。
脳、つまり自分で思うこと。自分の思い、自分はこうしたい、こう考える、という意味での
「思う」


対して
《想う》
この上部分にあるのは『相』という字。
言わずもがな… 自分ではなく、まず「相手」のことを想うこと。


自分のことよりも、まず相手の心を想う、相手の幸せを想う
自分よりも矢印が相手に向かっているのが
「想う」


つまり本当の友情や愛情は「思」ではなく「想う」なのだと、昔この漢字を発明した人は、そう語っている。漢字ってうまくできてるよね、ほんと。


自分ひとりで完結するのが「思い」で、
自分よりも相手のことを大事にする思いこそが「想い」ということなのだろう。


誰かにプレゼントをあげたくて、それを選んでる時間ってすごく楽しいじゃないですか。
楽しくて、幸せな時間。
「この服、あの子に似合うかなぁ」とか
「喜んでくれるかなぁ」とか
「渡したらどんな顔してくれるかなぁ」とか


純粋にその相手のことをただ「想っている」時間だから、きっと幸せに感じるんだと思う。


好き、大好き、付き合いたい、キスしたい!やりたい!
これは自分の片思いで欲求で願望だけだから、単なる思い。


付き合えなくても、例え自分のことを好きになってくれなくても、一緒にいれなくても
もしあの人が幸せでいてくれるなら、それだけで嬉しい。
これが本当の「想い」だろうし、究極の愛情。


もちろん恋愛対象だけでなく、家族や親友に対しても、同じように想えるのだろう。


こんな話を、サッカー部の外部コーチとして関わっている学校で、中学生と高校生に真剣に話をしてしまった。あー恥ずかしい。


ピッチ上では「思う」より「想う」こと


味方のことを想う。自分のパスが通ればいいのではなくて、そのパスを受けた味方が次のプレーを成功できるようなジャストなタイミングを見計らって最良の質で渡してあげるのが良いパスであり、それには、味方の状況や頭の中を覗ける、想像できることが必須になる。


つまり『想える』こと。それをボールに乗せて表現できる選手が、きっと良い選手ということなのだと思う。


そしてその状況を創り出せるようにあえてドリブルを使うとか、オフザボールの時にスペースメイクのために走ったりするのも、想うプレーのひとつだろう。もちろん他にもたくさんある。
総じてそれらこそが本当の意味での技術であり、インテリジェンスであり、巧いと言い換えてあげればいいんじゃないかと、最新の自分の中では結論がつき始めてるとこです。


「思い」と「想い」の違いを選手達が感じ取ってくれたらそれだけで頭の中が変わるし、目を向ける先も時間も変わってくるし、心の持ちようも変わる。
つまり、プレーが変わる。

それまで「思う」ことだけを優先してきたけれど、少しずつ「想い」の意味を知りそれを体現しようとする過程の中で、少年は少しずつ大人になっていく。

その文脈を皆で共有してそれをそれぞれなりに表現して合わしていく『行間サッカー』を、選手達が体現し始めていく。今、ロボスのジュニアユースがまさにそんな感じになってる。
(行間サッカーについては、後日たっぷり)


想いを馳せる、想いを寄せる、ただ、想う。届かないとしても。
そんな存在がいる毎日は幸せだ。

最近、特にそう思えるようになった。遅ぇー